もちろん日本にも熱心なブリーダーがいる。英国の優秀なラブラドールも輸入されている。それでも本を読んだり、ネットサーフィンで色々調べてみると、日本に入っていない血統・系統のラブが結構いる(らしい)。そんなラブラドールの仔犬を何とか自分で輸入して育ててみたい!と云う思いが強くなった。日本にいない有名犬舎の仔犬、自分が気に入った本場のラブラドールの仔犬を探して飼ってみたかった。
出産情報を探したり、有名なブリーダーにメールを送った。タイミングが合わなかったり、無視されたり、アドレスが違っていてメールが送信出来ないケースもあり成果はあがらずに時間が経っていった。
ウエイティング・リストに名前を入れて貰ったりもしていたが、いつ順番が来るか判らない。3年待った人もいる。という返事もあった。
一度に複数のブリーダーにメールを送るのではなく、ひとりにメールを送って返信を待ち、又次ぎのブリーダーにコンタクトするスタイルで連絡をしていた。残念ながら、日本とのコンタクトが無い英国ブリーダーの日本やアジアに対する印象は決して良いものではなかった。
さらに私はブリーダーでもない、ただのラブラドールおたくのサラリーマンである・・・。

マーダスからもなかなか返事が来ず、やっぱり英国の有名犬舎のラブラドールを輸入するのは素人には無理なのだろうか?!と考え始めた頃にメールが届いた!! 「ジャッジとしてチェコに行っていて直ぐに返事が出来ずに申し訳ない」というお詫びから始まる丁寧なメールを頂いた。それから何度かのやりとりをしたが、MARDAS LABRADORSのMRS.MARLENE HEPPERはとても好意的に対応してくれた。しかしながら当時の3年間は犬の繁殖をしていなかった。それでも“マーダス”のラブラドールにそれほど興味があるならと、彼女のネットワークでマーダスのラインを守っているブリーダーに私のメールを転送してくれた。やがてアメリカのブリーダーからメールが届いたので、そのアメリカ人に連絡を取ってみる旨のメールをミセス・ヘッパーに送った。すぐに彼女から返信があり、アメリカのブリーダーにはマーダスの雄犬しかいない事、そしてちょうどポルトガルでMARDAS×MARDASの仔犬が生まれることを教えてくれた!

ラブラドールを繁殖して30年とか40年の人々から、私の様な素人がメールのやり取りだけで理解を得るのは難しかったが、こちらの真意が伝わる場合もあったと思う。
彼女たち(女性が多かった)がインターナショナルに仕事をしていると言っていても、英語圏の国々か、近隣のヨーロッパ諸国の意味で、残念ながら積極的に日本に犬を送ろうとは考えていない。
一流ブリーダーのほとんどは商売ではないだろうから、出産回数はそれほど多くはない。その中から手元に残す仔犬、ブリーダー間のやりとり、さらに世界中から相当数の問い合わせやオファーがあるだろう。つまりブリーダーが一方的に飼い主を選別する。お金(金額)の問題でも無いと思うし、宣伝する必要もない。彼らは誇り高いので、こちらも正直に誠意を持ってコンタクトを続けながら何年でも待つ覚悟がない限り、英国からの輸入は難しいと思う。反面、一旦知り合って認めて貰えると身内の様に接してくれる。

ブリーダーも世代交代している。インターネットを使いこなす若いブリーダーのほうが、柔軟で異文化も理解していて、日本からのオファーにも抵抗がないかも知れない。